私の場合はふ化池でヒーターを21℃に設定、エアで水を廻して全体に同温度になる様にすると、産卵日から4〜5日目の朝には一斉にふ化します。
稚魚は2〜3日はお腹にある臍嚢(サイノウ)から栄養をとりますが、その後は餌を求めて泳ぎ出します。
ブラインシュリンプを準備しておいて、午前中に与えて下さい。生き餌ですから水質の悪化はゆるやかです。
尚、ふ化池のエアレーションは弱めにして水面の方から送って下さい。
3ツ尾4ツ尾がわかる様になる頃まで、約1ヶ月位、
その時点までブラインシュリンプか、ミジンコをフルヰでコシ小さいミジンコを与えて下さい。
餌不足は絶対にしてはいけません。
第一選別までで造形がほぼ決定してしまう飼育上、一番大切な時期です。
尾の開きは餌が豊富であれば開き、不足であればすぼみぎみになります。
3.水替えと選別
第一回の水替えは産卵後10〜14日(2週間位)が適当です。その時、第1回目の選別を行って下さい。
その時点では小さくて背成り、腹部とかわかりません。
尾の張りのみを見て、鮒尾、不具合のものを選別淘汰して下さい。
尾の開き程度は、100度〜130度〜170度の範囲内で残して行けばいいと思います。
第2回、第3回と1週間毎に水替え、選別淘汰して下さい。
1ヶ月あまりで鱗が出来てきます。青仔で泳ぎも活発になります。
その時点から配合飼料(私はヒカリ胚芽沈下性)に切替えても良いと思います。
尚、その場合は直径20cm位の小皿(少し深みのある方が餌が飛び出さなくていいと思います)を、
飼育池の広さにもよりますが、小皿を2、3ヶ所置いて、30分位で食べ切る量を入れて下さい。
その後、水の状態、稚魚の状態を見て少量与えて下さい。
配合飼料ですので水の管理は十分に注意して下さい。
頭タタキと称して顔が出来てきます。
20〜30尾の青仔が一斉に我先にと頭をそろえて餌に群がる様は壮観です。
皆それぞれ飼育条件が異なります故、飼育池、水温、水の状態等、十分に注意の上、頑張って下さい。
以上、飼育関係上は絶対はございません。参考にして頂ければ幸甚に存じます。(2009.3)
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